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舞台「時計じかけのオレンジ」
小栗旬さん主演舞台「時計じかけのオレンジ」
@赤坂ACTシアター
これを機に、舞台を見る前に、
スタンリー・キューブリックの映画のほうを
TSUTAYAでレンタル^^して見ました。
そして、アンソニー・バージェスの書いた原作を
読みたくなりました。
これはもう、原作がすごいのですね。
映画では、原作の「最終章」を描いていません。
きけば、原作者とキューブリックの間では
かなり意見の対立があったとか。
公開当時に物議を醸したとされる暴力やセックス描写は、
40年近い時を経て、いまの感覚で見れば、
もはやさほど問題には感じませんでしたし、
むしろメッセージを効果的に強いインパクトで演出する
キューブリックの天才的な手法に唸りました。
特に音楽の使い方は斬新。
「人間に与えられた善悪両方選べる自由」と
「全体主義的な管理社会」の対比、
「悪」を選ぶ人間の「改心」を、
「宗教」ではなく「科学」でなそうとすることの悲劇、
どんな世界にも「権力」「反権力」の構図があり、
それが生み出す歪み、
などなどが、アーティスティックに描かれた「傑作」。
映画については、賛否はいまだに分かれると思いますが、
私は素直に、評価高し、です。
※
そして、赤坂ACTシアターで上演中の舞台。
演出は、河原雅彦さん。
パンクオペラと銘打ち、
小栗旬さんを主演に起用しています。
ネタバレになるので、あまり詳細は書けませんが、
キューブリックの否定
であることはすぐにわかる場面があります。
河原さんはあくまでも原作に忠実。
パンクオペラという演出も、
前衛すぎず、かつ、洗練されていて、
とっても楽しめます。
日本の舞台も、やるじゃん、って思いました^^。
河原雅彦さんという方は、
舞台の可能性に限りなく挑戦する人なんだ、
と感心しましたし、
役者さんもこの挑戦を一緒に楽しんでいることがわかる、
とっても。
小栗旬さんの舞台での演技、スゴイんですね。
出てきた時から目を奪われるオーラには、上品さも。
指導を受けていた蜷川幸雄さんを、
その演技の奥に見ました。
脇を固める出演陣も素晴らしかったです。
武田真治さんには本当に感心させられました。
彼もスゴイですね。
ほかに、今回初めて知った、
山内圭哉さん、キムラ緑子さん、
素晴らしかったです。
※
行かれる方は、「インターバル」(休憩時間)もお楽しみに^^
パンクオペラ「時計じかけのオレンジ」HP→※※※
1月7日(金)夜、鑑賞。赤坂、キレイでした。
- 2011.01.08 Saturday
- 23:59
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- by 白倉律子
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音楽の秋「チェンシー・ディナーショー」
こちらは先週金曜、新宿にあるホテル・ハイアット・リージェンシー。
「秋の夜空に捧げるメロディー」と題しておこなわれたディナーショーの
リハーサル風景。
中国出身の友人、メゾソプラノ歌手・陳し(チェンシー)さんの恒例のイベント。
ピアノ:山口直美さん チェロ:巌裕美子さん
ソプラノサックス:丹羽剛さん ギター:園田正史さん
※
ディナータイムは、ソプラノサキソフォンとギターのJAZZライブ。
左、ソプラノサックス丹羽剛(にわつよし)さん。
独自の作曲法が海外でも評価の高いお人なのです〜
※
食後は、チェンシーさんの歌声をチェロとピアノの伴奏で。
毎年、一流の演奏をさらりとやってのける皆さんと会えるのが楽しみです。
途中、チェンさんが指導する合唱団のみなさんにも登壇いただき
中国語での歌唱を披露してもらいました。
江蘇省の民謡は、構成も音の運びも大陸独特のもので、美しかったです。
※
チェンシーさんは、中国にいたときは、国賓の前で歌唱するなど、
素晴らしい実力の持ち主。
麗しい歌声は、心をやわらかく満たしてくれるんです。
中国が多民族国家であることということを尊重し、
日本に来てからは、ただひたすら
歌で日中の人々の心をつなげたい一心。
そんな彼女に、互いの国の政治体制の話など、やたらと向けられない、
というのが私の正直な立場です。
※
最後に全員で合唱した「里の秋」。
歌詞をしみじみ味わいながら、なんだかこみ上げてしまった夜でした〜
- 2010.11.30 Tuesday
- 19:05
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- by 白倉律子
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Rumiko's Party @ BVLGARI
向坂留美子さんの出版記念パーティー♪@BVLGARI
9月19日(日)銀座、ブルガリ東京 8Fにて、
優雅なアフタヌーンティー・スタイルでおこなわれました。
留美子さんとの出会いは2006年。
FM世田谷「白倉律子カフェ・レ・アール」にゲスト出演いただいてから、
私自身もレッスンに時々参加させていただいています。
ご自宅サロンでのレッスンが今年で10周年!
そして、今年は「向坂留美子のサロネーゼ入門」を出版!
それらを記念してのパーティーでした。
この日のブルーのドレスが、さすがのセレクト!
モダンなブルガリのパーティー・スペースの中に咲く一輪の凛とした花♪でした。
ご本人は、自身が目立つことは、おきらい。
そんな上品さの反面、留美子さんたら、中身は、はっきりいって男性(笑)。
このギャップに、私は親近感^^。
留美子さんの華麗に羽ばたく姿は、私は足下にも及びませんが、
「もしかして、私達、前世、姉妹?」な〜んて言い合ったりして、
なんだか不思議なご縁をしばしば感じてしまう方なのであります^^
※
NHKの番組をディレクターやライターとして数々手がけていた経験や
ご主人(これまた素敵な方です!フルートを演奏されているのが、そう!)の
転勤に伴うドイツでの生活経験を生かし、秀逸の色づかいとデザイン。
数多くの女性が、このセンスを学びたい!留美子先生に会いたい!と
いまや全国からサロンに生徒さんが集まります。
この日も・・・
会場には、留美子さんのようにご自宅のサロンでレッスンをされる「サロネーゼ」、
サロネーゼを目指している方、又、「パワーブロガー」さんも集まりました。
ほらね、サロネーゼ=パワーブロガーの図(^^)
私はサロネーゼでもパワーブロガーでもなく、
又、どちらも目指していないので^^;
「ひゃ〜〜、仕事で遅れてきた上に、場違い?!」と思ったけど、ちゃっかり参加。
冒頭写真のように、ブルガリの宝石のようなショコラと
留美子さんご本人のサイン入りご本をおみやげにいただきました。
10年つづけて、ここまで広がるなんて、
やはり、ご努力ときめ細かな配慮と、時には潔い決断と、
いろいろ必要だったと思います。
本当に、おめでとうございます☆
今後も、サロンはもちろん、出版、セミナーなど
幅広いご活躍が楽しみな、留美子さんなのです〜♪
改めて、ご著書はこちら
素敵な大人気ブログで、パーティーの様子もどうぞ
- 2010.09.22 Wednesday
- 09:34
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- by 白倉律子
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空をみあげて空から見下ろして
真っ青な空に平筆でサーッとはけたような雲!
風はさわやか、さらりとしていて、空気が軽〜い!
そんな場所に行っておりました。
今日の帰りの飛行機から・・・(ボケた写真だけど^^;)
夕陽を受けた雲海を見るのがたまらない!
夕暮れ時の街を空から眺めると、下界の暮らしが愛おしくなるんだよね〜
※
週末、ちょっとハードな仕事でした。
土曜は通常の仕事ではありましたが、イレギュラーなことも重なり、へとへとに。
地面に足をつけるのもつらいほどの疲労感がありましたが、
そのまま睡眠3時間ぐらいで日曜朝の飛行機に。
これ、いちばんやっちゃいけないパターン。
疲労&睡眠不足&飛行機・・・のトリプルパンチ。
「のど」も疲れていましたが、
すぐ「耳」をやられてしまいました。(疲れていると「気圧」に弱い私^^;)
でも、本番が始まる頃には、それを忘れてしまうぐらい回復していました。
よかった。。。。
日曜の仕事は、個人的にも格別な想いのおしごとでした。
旅行で訪れたことはあるけれど、仕事で来たのは初。
「天使のモーニングコール」も放送されているエリアです。
番組のファンの方々が、ビックリするほどたくさんいらっしゃいました。
終わったあと、握手だの写真だの求められ、ちょっと「いい気分」でした(笑)
おれ、人気者? って^^;
あまりの「熱烈歓迎」ぶりに、
ここで「公開録音」したい!って思いました。
実現するといいな^^
どこへ行っていたか、などは、また後日アップします。
翌日、素敵なところに観光にも行ってきたので^^
いや〜〜それにしても、東京は暑すぎる!!!!!!
温度も、湿度も、そして、「密度」も、スゴすぎです><;
密度、っていっても、人口じゃなくてね、
なんだろう、なんかこう、空気の密度・・・
人々の出す雑念も、どこかに逃げていかないだけの、なんか、密度^^;
空気が重〜い。。。
東京の風通しをよくする会の会長に就任していいっすか・・^^
- 2010.09.13 Monday
- 22:49
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- by 白倉律子
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銀座目利き百科街@銀座松屋
(本日2本目の記事です)
(こっちも見てね→※※※)
(あっち(政治)は更新できてなくてすみません><;)
建築家、デザイナー、脚本家、編集者、イラストレーターなどなど
各分野において第一線で活躍しているクリエイティブな方々が、
ふだん、プライベイトで、どんなことに興味を持って、
見たりきいたり集めたりしているか、
興味ありませんか?
※
永井一正、深澤直人、佐藤卓、小山薫堂、ナガオカケンメイなどなど、
あなたが好きな、あのクリエイターが、
プライベイトで「目利き」な一面を発揮して、コレクションしたり
インスパイアされて作っちゃった品物を見ることができる企画展に行ってきました!
「銀座目利き百科街」@銀座松屋(9月9日〜14日まで)
撮影は禁止。だから、とにかくその目で楽しんできてください!
総勢49人の一流どころ。
それぞれが「目利き」となって選んだ品物を展示・販売する企画です。
夫がいつもお世話になっているデザイナーの原研哉さんは、
コレクションしている「景徳鎮」の「出来損ない」を展示、販売。(^^;)
焼き釜から出すときに失敗して土台にくっついちゃったジョータイの陶器。
中国を訪れたとき、釜の裏で大量に捨てられているのをもらったり、
人から譲ってもらったりしたものだそう。希少&貴重です!
出展者の「のれん」の「屋号」をデザインしたのは、佐藤卓さん。
49人それぞれのお名前や特徴を生かして、ほんと、ふざけた感じもあって、
天井から下がるそれを見るのもおもしろかった。
で、持ち金わずかな私が「おみやげ」として買ったのが、こちら。
「男の石鹸」!
あ、別に実用的だからということで買ったのではありません。
出展者のコメントがよかったからなのです。
この石鹸だけが、ひたすらピラミッド状に積み上げられた展示でした。
すでに何個も抜き取られ(つまり買われ)
ピラミッドは展示最終日にはどんなカタチになってるか楽しみでもあります。
売り切れてしまうかな〜
開催期間はほんのわずか。
いつも素晴らしい仕事をするプロフェッショナルのみなさんの、
モノへの愛情や世界のあらゆることを楽しむ姿が 見て取れる、
ほんとうに貴重でたのしい企画です。
- 2010.09.10 Friday
- 23:12
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- by 白倉律子
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夏がおわる・・・
立秋をすぎて、朝晩の風に、そこはかとなく、秋のにおいを感じます♪
今夜は、川崎市と毎年合同で盛大におこなわれる、たまがわ花火大会。
今年も、マンションから眺めていました♪
みなさんにも、雰囲気だけでもお裾分け^^(夫撮影)
おなかに響く、ドーンドーンという音。
いつも、たまがわ花火大会が終わると、
あ〜、夏ももうおわりだな〜・・・と、しみじみ淋しくも感じます。
今年もたくさんの発見をありがとう♪ 2010年の夏よ・・・
ん?
いやいや、夏大好き人間としては(大好きなくせによくぶっ倒れてるけど^^)
8月いっぱいまで、8月31日までは、キッカリ夏なんじゃい!
と思いますけどね!
- 2010.08.21 Saturday
- 19:47
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- by 白倉律子
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7月28日 国立劇場
♪ ♪ ♪
あまりに感動して、その日は余韻に浸っていました。
あまりにいいものを見すぎて、言葉になりませんでした。
7月29日(水)は、ほぼ一日、国立劇場にいました。
※
★十数年ぶりに見る、「能」の舞い
★初めてナマで見た、歌舞伎の若手俳優たち
★生まれて初めてみた、「殺陣(たて)」
★これまた生まれて初めてみた、宝塚!の人
★先代・林家三平を演じた「風間杜夫」さん
そしてそして・・・
★我らが森田克子!先生の朗読ミュージカル「青い星の願い」・・・
♪
「5年に一度」という、まるでオリンピックのような
大規模開催の「演劇人祭」。
この舞台に立つのは、毎回、日本の伝統芸能を代表する方々ばかりだといいます。
一日の中で、これら ぜ〜んぶ 凝縮してお披露目しよう、
というのですから、
すごく贅沢な企画です。
見る方だって、大変です。
それ以前に、「敷居が高い」と思ってしまいました。
が、大感動!でした〜
※
「能」は、飽きてしまうのでは?と自分が心配でしたが^^;
最初から釘付け!
目を見張る美しさ!でした。
なんでしょうか!あの身のこなし。
梅若玄祥さんは80歳だというじゃないですか(驚)。
そして、若手歌舞伎。
緞帳(どんちょう)が上がって、ずらりと並んだイケメンたち。
みんな、あの有名な歌舞伎役者さん達のご子息やお孫さん。
会場のご婦人たち、ざわめいていました(笑)。
カワイイ^^;
なんだか「世襲」もいいもんだ、と感じました。
「殺陣」(たて)を演じた方の中に、
里見浩太朗さんのご長男がいらっしゃいました。
佐野啓亮さんです。
林家三平師匠(先代)を演じきった風間杜夫さん!
最初は、風間さんご本人として落語(まくら)をされて、お芝居へ。
「ひとりでどうもすいません」
しゃれた題名の一人芝居でした^^
も〜ほんっとにたいへんなんですから・・・生き写しだったんですからほんとにも〜
宝塚の人を、私は初めて観ました。
洋ものではなく、この日は義経と静御前。
歌舞伎の舞台と同じように仕立てた中での舞踏。
演じたのは、宝塚専科の轟悠さんと松本悠里さん。
さすがでした。
そしてそして!
森田克子
朗読ミュージカル「青い星の願い」written by山崎陽子。
上記のような、そうそうたるラインナップの中で、
その内容を知らない人だってまだ多い と思われる朗読ミュージカル。
「読んで歌うの?」
ぐらいにしか思っていない人もいらしたでしょう。
何度も観劇&感激している私のようなファンからすれば、
「いいよ〜。見ててみ〜(^^)。絶対、感動するから(^^)」と
半ば、身内気分でおりましたが、
森田先生は
誰もが知っている伝統芸能の中に飛び込んできた「新参者」、
”アウェー"状態だったかもしれません。
ですが、
やはり、会場にいた全員の心を鷲づかみ でした。
「こんな芸術があるんだ。。。すばらしい」
と、多くの方が感じたと確信しています。
山崎陽子さんが、森田克子さんのために書き下ろした
「青い星の願い」
みなさんにも観てほしいな〜
改めて、国立劇場で伝統芸能を堪能しながらも、そう思った日でした。
実は、このあと、夜は、また別のものを観に行っておりました。
すごい「はしご」(笑)
- 2010.07.30 Friday
- 19:25
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- by 白倉律子
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